ピルの効果をしっかり得るためには、正しい飲み方を知っておくことが大切です。低用量ピルは基本的に1日1錠、毎日同じ時間に服用します。飲み忘れを防ぐため、スマホのアラームを設定したり、習慣づける工夫をすると良いでしょう。
ピルには「21錠タイプ」と「28錠タイプ」があり、それぞれ飲み方が異なります。21錠タイプの場合、21日間連続で服用し、その後7日間休薬します。この休薬期間中に月経に似た出血が起こることが一般的です。一方、28錠タイプでは、21日分の有効成分を含むピルの後に7日分の偽薬（成分を含まない錠剤）を服用します。偽薬を飲むことで、毎日飲む習慣を崩さずに済むメリットがあります。
飲み忘れた場合は、そのタイミングに応じた対応が必要です。例えば、1日だけ飲み忘れた場合は、気付いたときにすぐに飲み、その日の分も通常通り服用します。2日以上飲み忘れた場合は、避妊効果が低下する可能性があるため、追加の避妊方法（コンドームなど）を併用しながら、医師に相談することをおすすめします。
ピルの飲み方をしっかり守ることで、避妊や治療効果を最大限に活用できます。飲み忘れや疑問があるときは、無理をせず医師や薬剤師に相談しましょう。
